埼玉の祇園祭り1 [写真]
7月に久喜の提燈祭りと熊谷のうちわ祭りに行ってきましたが、
どちらも山車を使う祇園祭りというものでした。
(久喜は祇園祭りという表記ではありませんので、厳密に言ったら祇園祭りではないのかもしれません。)
山車を使ったお祭りを見に行きたいという願望から
たまたまスケジュールのあった2つのお祭りに行ってみました。
それから私なりに調べてまとめ上げた事を書きます。
祇園といえば京都の八坂神社のお祭りが一番有名ですが、
山車を使うお祭り＝祇園というのは間違えで、
全国の八坂神社やその系列の神社でやるお祭りを祇園祭りと呼ぶことが多いようです。
久喜は八雲神社ですが、熊谷の愛宕八坂神社と同じ神様で
元は京都の八坂神社と同じ、仏教の守護神の牛頭天王 （ごずてんのう）をお祀りしていましたが、
神仏分離令が明治に出されたので、
現在は牛頭天王と同じ神とされる
素戔嗚尊 （すさのおのみこと）を神様としてお祀りしているようです。
京都の八坂神社で行われている、祇園祭りの始まりは869年、
牛頭天王を祀り、疫病の流行によって疫神や死者の怨霊を鎮めたのが起源だそうです。
小太鼓2、笛9、鉦（小）が9と比較的大人数で演奏されるお囃子は、涼やかな音色が特徴。
http://youtu.be/TmAX4T1lFfk
山鉾（京都祇園祭りの山車）はそれだけの大人数が乗るので、かなり大きいです。
久喜の提灯祭りの始まりは、
天明3年（1783）の浅間山噴火により被害を受けて
祭礼用の山車を引き回したのが始まりで、
明治20年以降に盛んに行われるようになったとの事。
山車の特徴は、車輪は固定の4輪で、トンボと呼ばれる部分を人が押して曳きまわします。
人形がせり上がるエレベーター構造になっているものは少なく、
幕や人形を外して、屋根と骨組みだけにしてから提灯を付け、
提灯山車に変更できます。
提燈の数はお祭りによって変えているようで（通行の高さ制限がある）
7段だったり、11段だったりのようです。
高さは最大7ｍ、500個にもなる提燈を付けて動く事になります。
どの山車も台座が回転するようになっていて、
祭りのフィナーレには大回転が見所の一つです。
この回転する仕組みは明治頃には川越の山車にあったそうなので、
その影響もあって、こういう仕組みにしているんではないでしょうか？
大半の山車は昭和以降に作られた新しい山車のようです。
夜に提灯だけを付けて、提灯山車にするのは近くではあまり見ません。
久喜周辺の特色でしょうか？
お囃子は小太鼓2、大太鼓1、笛1、鉦1の5人。
軽やかなお囃子です。
蓮田市のお囃子が元になっている事が多いとの事ですが、
構成が江戸の五人囃子と同じなので、
川越同様に江戸がから伝わったものだと思います。
このお祭りの見所のひとつに、
山車と山車の「ぶっつけ」。
山車と山車をぶつけ合う事を言うのですが、
動画の夜編1と2にあるとおり、ぶっつけの際には
小競り合いが起きる事があり、
喧嘩祭りとの異名もあるくらいです。
久喜の提燈祭りは独特の進化を遂げたお祭りのようで、
お祭りとしては見ていて楽しいお祭りでした。
ただ、独自に発展しすぎた部分があるので、祇園祭りと名乗るれない面もあるかもしれませんね。
Youtube動画の方も良かったらご覧ください。
久喜のお囃子
https://youtu.be/J1PV8buh8mU
久喜提燈祭り「天王様」
https://youtu.be/Jnlp-NEZi08?list=PLJq0Ewekw3qrUtYW1xMIarplbbx378LV9
続く
ネットの情報などを元にまとめたものなので、
間違った解釈になっている場合があります。
気がついた方は、ご指摘いただけるとありがたいです。
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どちらも山車を使う祇園祭りというものでした。
(久喜は祇園祭りという表記ではありませんので、厳密に言ったら祇園祭りではないのかもしれません。)
山車を使ったお祭りを見に行きたいという願望から
たまたまスケジュールのあった2つのお祭りに行ってみました。
それから私なりに調べてまとめ上げた事を書きます。
祇園といえば京都の八坂神社のお祭りが一番有名ですが、
山車を使うお祭り＝祇園というのは間違えで、
全国の八坂神社やその系列の神社でやるお祭りを祇園祭りと呼ぶことが多いようです。
久喜は八雲神社ですが、熊谷の愛宕八坂神社と同じ神様で
元は京都の八坂神社と同じ、仏教の守護神の牛頭天王 （ごずてんのう）をお祀りしていましたが、
神仏分離令が明治に出されたので、
現在は牛頭天王と同じ神とされる
素戔嗚尊 （すさのおのみこと）を神様としてお祀りしているようです。
京都祇園祭り
京都の八坂神社で行われている、祇園祭りの始まりは869年、
牛頭天王を祀り、疫病の流行によって疫神や死者の怨霊を鎮めたのが起源だそうです。
小太鼓2、笛9、鉦（小）が9と比較的大人数で演奏されるお囃子は、涼やかな音色が特徴。
http://youtu.be/TmAX4T1lFfk
山鉾（京都祇園祭りの山車）はそれだけの大人数が乗るので、かなり大きいです。
喧嘩祭り 久喜提燈祭り「天王様」
久喜の提灯祭りの始まりは、
天明3年（1783）の浅間山噴火により被害を受けて
祭礼用の山車を引き回したのが始まりで、
明治20年以降に盛んに行われるようになったとの事。
山車の特徴は、車輪は固定の4輪で、トンボと呼ばれる部分を人が押して曳きまわします。
人形がせり上がるエレベーター構造になっているものは少なく、
幕や人形を外して、屋根と骨組みだけにしてから提灯を付け、
提灯山車に変更できます。
提燈の数はお祭りによって変えているようで（通行の高さ制限がある）
7段だったり、11段だったりのようです。
高さは最大7ｍ、500個にもなる提燈を付けて動く事になります。
どの山車も台座が回転するようになっていて、
祭りのフィナーレには大回転が見所の一つです。
この回転する仕組みは明治頃には川越の山車にあったそうなので、
その影響もあって、こういう仕組みにしているんではないでしょうか？
大半の山車は昭和以降に作られた新しい山車のようです。
夜に提灯だけを付けて、提灯山車にするのは近くではあまり見ません。
久喜周辺の特色でしょうか？
お囃子は小太鼓2、大太鼓1、笛1、鉦1の5人。
軽やかなお囃子です。
蓮田市のお囃子が元になっている事が多いとの事ですが、
構成が江戸の五人囃子と同じなので、
川越同様に江戸がから伝わったものだと思います。
このお祭りの見所のひとつに、
山車と山車の「ぶっつけ」。
山車と山車をぶつけ合う事を言うのですが、
動画の夜編1と2にあるとおり、ぶっつけの際には
小競り合いが起きる事があり、
喧嘩祭りとの異名もあるくらいです。
久喜の提燈祭りは独特の進化を遂げたお祭りのようで、
お祭りとしては見ていて楽しいお祭りでした。
ただ、独自に発展しすぎた部分があるので、祇園祭りと名乗るれない面もあるかもしれませんね。
Youtube動画の方も良かったらご覧ください。
久喜のお囃子
https://youtu.be/J1PV8buh8mU
久喜提燈祭り「天王様」
https://youtu.be/Jnlp-NEZi08?list=PLJq0Ewekw3qrUtYW1xMIarplbbx378LV9
続く
ネットの情報などを元にまとめたものなので、
間違った解釈になっている場合があります。
気がついた方は、ご指摘いただけるとありがたいです。
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見たこともありません、すごい迫力がありますね。これから先見る機会があると嬉しいです。
by JUNKO (2015-08-12 14:25)
JUNKOさん
現地で見るのと、ネットで見るのとでは大違いですよ
迫力も臨場感も桁違いです
by 大和 (2015-08-13 00:21)
こんばんは。本日無事帰ってきました。
見ているこっちがヒヤヒヤですね。動画観てて怖いです。
by kick_drive (2015-08-13 21:27)
kick_driveさん
おかえりなさい！
何があったのか、楽しみにしてます♪
by 大和 (2015-08-14 00:02)